2025年4月1日より、森のクリニック院長に就任いたしました西本 紘嗣郎（にしもと こうしろう）です。

森のクリニックは、地域の皆様に信頼される医療の提供を目指し、1階での外来診療と2階ではさまざまな血液浄化療法に対応しております。
また、宮崎県で唯一オーバーナイト透析を行なっていることも特徴の一つです。
安心して通院いただける環境、そして温かみのある医療を大切にし、患者さんお一人おひとりの生活背景に寄り添った診療を心がけています。

当院は自然に囲まれた静かな環境にあり、心身ともにリラックスして通院いただけることも大きな特徴です。透析ろ過室はプライバシーに配慮した半個室仕様となっており、ベッドごとに仕切りがあることで、周囲の目を気にせずに安心して治療を受けていただけます。医師・看護師・臨床工学技士・看護助手が連携し、ひとりひとりの状態に合わせた丁寧な対応を行っています。

外来診療では、木曜日と金曜日に一般内科を、第3土曜日には糖尿病専門外来を開設しております。生活習慣病の早期発見と適切な管理に力を入れ、慢性腎臓病（CKD）や透析患者さんの総合的な健康管理にも取り組んでいます。
また、透析医療においては、患者さんの生活の質（QOL）を第一に考え、柔軟な透析スケジュールや、きめ細やかな栄養・薬剤管理を提供しています。

私は1997年に防衛医科大学校を卒業後、同大学にて研修医としての第一歩を踏み出しました。その後、防衛医科大学校および慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室にて臨床・研究に従事し、ヒト副腎検体を用いた副腎皮質の研究を開始しました。2011年には、アルドステロン合成酵素（CYP11B2）に関する研究により医学博士号を取得し、日本泌尿器科学会賞や慶應義塾大学医学部三四会奨励賞などを受賞いたしました。その後はジョージア医科大学およびミシガン大学（William E. Rainey教授）にて3年間にわたり、副腎（高血圧）に関する研究をさらに深めました。帰国後は立川病院、埼玉医科大学国際医療センター泌尿器腫瘍科、宮崎大学医学部泌尿器科学講座にて臨床・教育・研究に携わり、2025年3月に宮崎大学を退職。以降は森のクリニックにおいて透析医療を主に担当しつつ、副腎の基礎研究も継続しています。臨床では、私は特に高血圧や泌尿器疾患の診療を得意としております。

森のクリニックでは、患者さんやご家族にとって「わかりやすく、話しやすい医療」を大切にしています。これまでの経験と知見を活かし、スタッフ一同とともに、地域の皆様に信頼されるクリニックづくりを進めてまいります。

透析や外来の見学はいつでも受け付けておりますので、ご希望の方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

森のクリニック
西本 紘嗣郎（にしもと こうしろう）
2025年4月1日